犬を飼いたい!④お金はどれくらいかかる?生活費編

こんにちは!

獣医師のニャン太です。

これからあなたが14年以上お世話をしようとしている犬。

犬と過ごしていくにはどれくらいのお金が必要なのでしょうか。

前回は初期費用を考えました。

http://matsu12.com/with-a-pet/have-a-dog/money1/

今回はその後の生活で必要なお金、生活費について、一緒に考えたいと思います。

ペットフード協会の独自調査である「犬猫飼育実態調査」によると、犬の一生にかかる費用はおよそ160万円でしたね。

さて、実際はどうなのでしょうか。

私はお金の計算やお話はあまり得意ではありませんので、今回もワン吉くんに手伝ってもらいます。

では、ワン吉くん、よろしくね!

どうも!毎日お金のことばかり考えているワン吉です!

今回は犬との生活費がテーマだから、ニャン太にも協力してもらって実例を出しながら考えていこうと思んだ、よろしくね!

わ、わかった!

ワン吉くんって、いつも自己紹介で損してるよなあ…

さあ、今回もワン吉くんの切り口で、犬にかかるお金を一緒に考えていきましょう。

犬との生活費とは?

どうも!あらためましてワン吉です!

みなさんは生活費と聞くと何を思い浮かべますか?

食費や光熱費?

そもそも生活費ってなんでしょう?

生活費とは、生活を維持していくのに必要な出費のことです。

住宅費、水道光熱費、食費、衣料費、医療費、交通費、保険費などの他にも、携帯電話やネット、テレビなどの通信費、趣味娯楽や旅行の費用、交際費、オシャレのための費用、自家用車にかかる費用、出産や子育てにかかる費用、スキルアップのための教材費など、生活をしていくうえでかかる費用全般が生活費として扱われます。

 

貯金や資産運用、親や子への仕送り、寄付や友人に貸すといったこと以外で出ていくお金がみなさんの生活費です。

中でも、住宅費や水道光熱費、最低限の食費、日常的な交通費、通信費といった、毎月(毎年)ある程度決まった額のお金が出ていく生活費のことを固定費、交際費や趣味娯楽にかかるお金、突然の医療費などのことを流動費といいます。

 

犬との生活費の中で、固定費は何となくイメージつきますよね?

では流動費って何があるでしょうか?

 

ズバリ突然の医療費ですよねー!

 

まあ、中には犬種仲間の集まりに参加したり、ドッグショーに出たり、ファッションモデル顔負けのスタイリングをしたりする人もいて、

そうすると一見犬との生活費の中で流動費に大きなウェイトが出てくるように思ってしまいますが、

でも、よく考えてみると、それはみなさん自身の流動費なんですよね。

 

犬自身が、

「今日プードル仲間と飲んでくるから、飼い主さんお小遣いちょうだい!」

「ちょっと今の髪型気に入らないからバッサリ切ってくるわ。飼い主払っといてくれる?」

とはならないわけです。

 

他にも、例えば「犬と旅行に行く」とか「旅行に行くから犬をペットホテルに預ける」というのはちょっと線引きが難しいので今回は考えないことにします。

 

で、こうして分けてみると、犬との生活費は固定費+突然の医療費ということが何となくわかってきますよね。

 

医療費に関しては次回の記事でニャン太と考えて行くので、今回は、

「犬との生活費」=「犬を飼うことで追加で発生する固定費」

として話を進めてることにします。

 

犬との生活費:①食費

犬との生活費としての食費、これはみなさんわかりやすいですね。いわゆるエサ代、ごはん代ですよね!

犬の食事にはいろいろ種類があるみたいです。ニャン太に聞いてみましょう。

ニャン太
ニャン太

はいはい!フードの説明なら任せてね!

犬に与える食事は大きく分けると一般的な市販フード、プレミアムフード、処方食、ハンドメイド(ホームメイド)食の4種類があり、市販フード、プレミアムフード、処方食にはドライタイプ、ウェットタイプ、セミモイスト(半生)タイプの3種類があります

*メーカーや商品によってラインナップは異なります

プレミアムフードは直販や特別な代理店、動物病院などでしか買えないメーカーこだわりのフードのことです。

手作り食の美味しさ×ドライフードの栄養バランス
プレミアムドッグフード『モグワン』

 

処方食は治療としてのフードのことで、獣医師の処方のもとに管理されるフードのことです。

病気の中にはいつも通りの食事をしてしまうと、具合が悪くなったり、治らなかったり、お薬が増えてしまったりすることがあります。そういう病気の犬のために作られているフードなんです。

ワン吉
ワン吉

処方食は食事ですが、治療目的という扱いなので、今回の食費には含まないことにします。

ニャン太
ニャン太

なるほど。じゃあ次回の医療費のところでまた詳しく説明しますね。

それからハンドメイド食がありましたね。

ハンドメイド(ホームメイド)はそのままの意味で手作り食です。飼われているワンコさん用に調理をされる飼い主さんもいらっしゃいますし、人間用に調理したものの一部を分けて与えられる飼い主さんもいらっしやいます。

手作り食では、栄養のバランスが偏りやすいことと、人間の食べ物には犬が食べてはいけないものもあることに十分注意してください。

ワン吉
ワン吉

うーん、手作り職だと、飼い主自身の食費+αになる部分と、犬の食費扱いになる部分がまたちょっと線引きが難しいので、今回は食費に含まないことにします!

ニャン太
ニャン太

もしかしてワン吉くん、めんどくさくなってるかな…

正直めんどくさいですが、

主要なフードをピックアップして、1か月あたり(30日換算)の食費をまとめてみました!

 

3kgくらいの犬

Hill’s サイエンスダイエット ¥1,660

ROYALCANIN エクストラスモール ¥2,888

 

5kgくらいの犬

Hill’s サイエンスダイエット ¥2,363

ROYALCANIN ミニ ¥3,000

 

10kgくらいの犬

Hill’s サイエンスダイエット ¥3,615

ROYALCANIN ミニ ¥4,255

 

年間でおよそ¥30,000~¥50,000といったところでしょうか。

ちょっとデータ不足です。随時追記していきます。

 

犬との生活費:②住宅費

犬と住宅費ってみなさんあまりピンとこないかもしれませんが、意外と重要です。

 

うちは庭があるからずっと外で飼うよ!

 

と言い切れるような場合は良いですが、最近は犬の飼い方や住宅事情も変わって来ているので、なかなかそうはいきません。

室内飼いが良い!という飼い主は今や圧倒的多数です。

人口の多い地域では戸建てでも庭がなかったり、住宅地では近所迷惑を考慮して庭飼いができないケースもありますよね。

ましてやマンションの場合や、賃貸住宅ではそもそもペット不可な物件も多いんです。

 

たとえば、SUUMOという物件情報サイトで、「新宿区の賃貸」を検索すると、38,340件のヒットがあります(投稿時)。

ここに、こだわり条件という中のペット相談可にチェックを入れると、一撃で6,228件に減りました。

新宿区の賃貸の6件中5件はペット不可だということです。

 

ペット相談可にチェックを入れた場合、最低賃料は¥20,000から¥55,000になりました。

¥50,000くらいの部屋に住もうと思っても、詰んだ!となるわけですねー。

まあ、¥20,000は安すぎますが…笑

 

それからペット可物件でペット飼育の場合、敷金1か月分上乗せが基本です。

ペットを飼っていない場合、普通に住んでたら敷金は引っ越しの時にほとんど帰ってきますが、

ペット可物件でペット飼育の場合、壁や床の張替えが必須になっていて、きれいに使っていても差し引かれる場合が多いようです。

 

こうしてみてみると、けっこう住宅費馬鹿にならないですよねー!

 

犬との生活費:③水道、光熱費

電気代

今年の冬は寒いですよね!

人間は適当に重ね着をしたり、布団にもぐったり、こたつに入ったりすれば寒さをしのげますが、犬はなかなかそうもいきません。

僕は妻と犬との生活をもう2年くらい続けていますが、冬になるとこうなります。

電気代たっかいですよね!笑

普通の1LDKですよ、我が家は別に広くもないし、部屋が多いわけでもありません笑

暖房器具はリビングにエアコンが1台あるだけ。

ちなみに、犬がいないときはこんな感じでした。

うん、1LDKでエアコン1台で2人暮らしだったらこんなもんじゃないですかねー?

犬がいるといないで、なんでこんなに差があるんでしょう?

 

答えは単純に、エアコンつけっぱなしだからです。

 

リビングに犬がいるから、寒くならないようにほぼ24時間エアコン稼働させます。

 

エアコンって電気代食う暖房器具の象徴みたいなもんですよね?

他の暖房器具つかうんじゃダメなんでしょうか?

 

ホットカーペットやこたつは、布に万が一オシッコされた場合、悲惨な結果になります。

えぇ、それはもう部屋中においがこもって……大変でした。

コードをかじって、事故が起きる危険もありますね。

 

ストーブ、ファンヒーター、オイルヒーターは、犬がやけどしたり、いたずらして火事になったりが心配なので僕の家では使わないことにしました。

 

ペット用のヒーターもあるんですが、僕の犬はその上に乗るのを嫌がって全く使ってくれません笑

 

はい……、残念ながらエアコンつけておくしかないですよね。

 

夏場も同じです。

ベランダにつながる窓を開けっぱなしにはできません。落下事故もよくあるみたいです。

扇風機は羽根がけっこう危ないんです。扇風機はそもそも室温が下がりませんね。

 

はい……、残念ながらエアコンつけておくしかないですよね。

春と秋の過ごしやすい時期以外は、通常の2倍から3倍の電気代がかかります。

 

いままで多い時で¥5,000くらいの家庭が、年間で¥30,000以上電気代がアップする計算です。

 

水道代

犬を飼うならウ〇チの始末を考えないといけません。

自宅の水洗トイレに流す人、結構多いと思います。

トイレに流せる自治体とそうでない自治体とあるようです。

トイレの水、大きいほうだと15リットルくらい水を使います

朝と晩に犬がウ〇チして、トイレに流すと、1か月30日で900リットルの水を流します。

1,000リットルが1m3なので、これだけで今までの水道使用量に約1m3加算されることになります。

例えば、今までの使用量が20m3だったとすると、21m3になるわけですよね。

東京都の場合ですと、¥4,794→¥5,121のアップになります。

 

1か月¥320アップは、年間約¥4,000のアップですよ!

 

更に家で犬を洗ったり、クレートの掃除をしたりすると、さらに水道代も上がります!

 

犬との生活費:④予防費

人間は、日常的に何かの病気を予防する費用はあまり多くありません。

でも、犬には必要な生活費のひとつなんですねー。

日本では、多くの動物病院が1年に1回の混合ワクチン接種を取り入れています。

狂犬病予防法により、1年に1回の狂犬病ワクチン接種が義務付けられています。

混合ワクチン接種は¥5,000~¥10,000、狂犬病ワクチン接種は済票と合わせて¥4,000ほどです。

 

それ以外にも、お散歩に行けばノミやダニなどの虫がつく可能性があるし、蚊に刺されるとフィラリアという寄生虫に感染するリスクがあります。

それを予防するために、1か月~3か月ごとにノミダニなどの予防のため、1か月~6か月ごとにフィラリア予防のために、薬が必要です。

地域や病院、犬の体重と選択する薬によって値段は変わりますが、例えばニャン太の動物病院では体重5kgの犬で1か月あたり¥3,000程度かかるみたいです。

 

我が家の犬は4kgちょっとですが、毎月¥2,700でオールインワンタイプの薬をもらっています。

冬の2~3か月飲まないので、年間でだいたい¥30,000くらいの出費ですね!

犬との生活費:⑤保険費

これは必須ではないのですが…

犬を飼うならペット保険に入っておこう、と思う人も多いのではないでしょうか。

ペット保険は、ここ数年で商品数が何倍にも増え、外資系も参入して保険料の価格競争が起きているみたいです。

加入時は、犬種や年齢によりますが、およそ1か月の保険料が¥1,000~¥4,000。

更新ごとに年齢が上がるので、保険料も高くなっていきます。

保険も固定費のひとつですね!

まとめ

5kgくらいの犬の場合、これまでにあげた生活費、

中でも住宅費と保険費以外の生活費を年間で合計にして、12か月で割ると、

1か月分の固定費¥8,500

という結果になりました。

おー、なんだかそれらしい数字が出てきましたね!

データが増えたらまた随時更新していきます!

毎月¥8,500の支出、みなさんは犬のためにしてあげられるでしょうか。

犬を飼う前によく考えてみてください。

 

以上、ワン吉でした!次回はニャン太と医療費の話です!

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