こんにちは!獣医師のニャン太です!
オリジン(Orijin)のレジオナルレッド(Regional Red)340gを我が家のニャンコよもぎのために購入しました。
オリジンシリーズ、以前病院に来られた飼い主さんから聞いてとても評判が良かったので、前回オリジン「キャット&キトゥン」を試してみました。
これがよもぎに大好評だったので、同じシリーズの「レジオナルレッド」を試してみようと思いました。
評判の【オリジン】キャット&キトゥン。我が家の猫に食べてもらった感想|納得できるキャットフードを求めて
……
結果…
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ダメでした!!
最初の食いつきはなかなか良かったのですが、食べ進めるとすぐに飽きたのか3割くらい残してしまいました。
うーん、よもぎには合わなかったのかな。。
同じオリジンでも「キャット&キトゥン」はとても食べが良かったんですけどねぇ。。
猫に安心して与えられるフードとして、オリジンはおすすめです。
なかでも「キャット&キトゥン」は猫の好みに合うフードだと思います。
公式で買うと高いので、Amazonなどで正規品を買うのがおすすめです。
Orijen(オリジン) キャット&キトゥン 340g [国内正規品]
さて、レジオナルレッドの考察に移ります。
私はトイプードル4匹、猫3匹の飼い主です。ペットフードはワンコ、ニャンコの健康を考えて選びたいと思っています。
とくに猫のよもぎはフードにすぐに飽きるので悩まされます。
よもぎは持病に猫喘息、慢性膵炎、糖尿病(寛解中)があります。
目次
オリジンキャットフード「レジオナルレッド」のこだわりポイントや原材料
オリジンは、近年高まる猫の食の安全への関心の中、こだわりの製法で作られたキャットフードです。とくに欧米を中心に注目されている穀物不使用(グレインフリー)の先駆けになったフードです。
私はグレインは完全にフリーでなくてもいいとは思いますが、そのバランスが大事なのは間違いないです。グレインフリーについては別の記事で書こうと思います。
このオリジン、昨年ガラッとリニューアルしたんです。新しくなって、さらに評判が良くなってきました。
前回試した「キャット&キトゥン」はディハイドレートという製法を取り入れ、味・香り・栄養価が格段にアップしていました。
キャットフードのディハイドレートって何?デメリットはあるの?|ニャン太の気になる
しかし、この「レジオナルレッド」にはディハイドレートは採用されていません。
そのかわり豊富な肉類、トライプなどを取り入れることで、ビタミンなどのサプリメントをほとんど添加せず必要な栄養価を満たせているようです。
原材料(赤線は動物性原材料) |
新鮮アンガスビーフ、新鮮イノシシ肉、新鮮ヤギ肉、新鮮ラム肉、新鮮ラムレバー、新鮮牛レバー、新鮮牛トライプ、新鮮イノシシレバー、新鮮マトン肉、新鮮牛心臓、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮ヘリテージ豚肉、乾燥ヤギ肉、乾燥イノシシ肉、乾燥ラム肉、乾燥丸ごとサバ、丸ごとグリーンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとピント豆、新鮮牛腎臓、新鮮豚レバー、乾燥牛肉、乾燥マトン肉、牛肉脂肪、乾燥丸ごとニシン、丸ごとイエローピース、丸ごとヒヨコ豆、新鮮豚心臓、新鮮豚腎臓、新鮮豚肉風味、丸ごとグリーンレンズ豆、丸ごとシロインゲン豆、ニシン油、新鮮ラムトライプ、レンズ豆繊維、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと梨、乾燥ケルプ、フリーズドライ牛レバー、フリーズドライ牛トライプ、フリーズドライラムレバー、フリーズドライラムトライプ、カボチャの種、ヒマワリの種、亜鉛タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、ジュニパーベリー、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
ミックストコフェロール以外はビタミンを添加していないですよね。これは他にない特徴です。すごいですよね。
合成ビタミンより自然のビタミン。これ大事です。
新鮮・フリーズドライのトライプを配合
トライプとは草食動物の特徴的な胃のことです。
牛、羊、鹿など角(ツノ)のある草食動物は固い植物から栄養を得るために、胃が4つあるのが特徴です。
人や犬、猫には胃はひとつしかありません。
この、他の動物より多い草食動物の胃を「トライプ」と呼びます。
焼肉のミノ、ハチノス、センマイは牛のトライプに当たる部位です。
生のトライプは多くの発酵酵素を含み、猫にとって重要な栄養源です。
「レジオナルレッド」には新鮮な牛・ラムトライプとフリーズドライの牛・ラムトライプが配合されています。
ではさっそく開封してみましょう!
オリジン「レジオナルレッド」を開封|強烈な肉の香り。すごい!
肉の香りがします!何だろう…これまた今までキャットフードで感じたことのない肉々しい感じ。
前回の「キャット&キトゥン」とも違って、少し香ばしいような、獣っぽいような特徴的な香りがしました。
ちなみにジッパーはついていないので、開封後は別の密封容器に移して冷蔵庫で保管しましょう。
さて、開けた途端我が家のニャンコ達がワラワラと…
よもぎくん、待ちきれない様子です!これも好感触か!?
よもぎ
香りには興味津々なご様子…。
ちなみに粒はやや大きめの小判型でした。
待っててね今持ってくから。って!あー!盗み食いをくわだてる始末…笑 こらー!
待ちきれずに食べようとしてしまいました。よほど香りが気に入ったようです。
ちゃっかりあずきも狙っていますね笑
「キャット&キトゥン」同様、香りの印象はとても気に入ってくれたみたいです。
ちゃんと待ってたら食べられるから笑 待ってね…
はい、どうぞ。
レジオナルレッド。実食!
ガツガツガツ!!
よもぎ
言葉遣いが悪いのはご愛嬌で…笑
とりあえずよく食べてくれます。
美味しそうに食べてくれています。
よもぎ
あれ?行っちゃった。。
途中まで夢中で食べていましたが、完食にはならず…。
以降、全く食べなくなりました。。
ちなみに、
あずきは、オリジン「レジオナルレッド」を美味しく食べてくれました。
あずき
悪く無かったにゃー
まぁまぁだにゃー
うーん、どれでしょう…
あずきは食欲オバケだから何でもよく食べる!
こんな猫にはおすすめ!?
目新しいものが好きな猫にローテーションとして
日本のニャンコさんたちはヤギやイノシシ、ラム、マトンを食べなれないとこが多いと思います。
しかし、多くの猫は同じものを食べ続けるとすぐに飽きてしまい、目新しいものを好む傾向があります。
ヤギ、イノシシ、ラム、マトンがイケるニャンコさんは、オリジン「レジオナルレッド」を美味しく食べられると思います。
ローテーションのひとつとしてとても有効です。
アレルギー対策|チキンにアレルギーがある猫
オリジン「レジオナルレッド」はチキンを使用していないので、チキンがだめなニャンコさんには良いかもしれません。
チキンアレルギーで合わせて心配になる、鶏卵やターキーもいっさい使われていません。
多くのキャットフードにチキンが使われている中で、優秀なアレルギー対策フードと言えるでしょう。
チキンアレルギーのニャンコさんの健康にこだわりたい飼い主さんにとって、ぴったりのキャットフードと言えるでしょう。
Orijen(オリジン) レジオナルレッド キャット 340g [国内正規品]
考察|なぜよもぎの口には合わなかった?
最初の食いつきはとても良かったのですが、ある程度食べ進んでパタッと食べなくなりました。
その後も全く口にしません。
目新しいからとりあえず食べた、という感じでしょうか。
原因は、
やっぱりよもぎはチキンが好きだということですかね。
キャットフードもさまざま試してきましたが、チキンがギュッと詰まった「キャット&キトゥン」の食べがいちばん良かったですね。
まとめ|「レジオナルレッド」の感想・評価
あずきはよく食べるので、総合評価は4にしました。
オリジンならやはりキャット&キトゥンがおすすめか
猫に安心して与えられるフードとして、オリジンはおすすめです。
今回「レジオナルレッド」はよもぎの反応がイマイチでしたが、「キャット&キトゥン」はとても良く食べてくれます。
オリジンシリーズ、とても高評価ですが、値段が高いのが難点ですね…
で、なぜか公式で買うと特に高いです笑
Amazonなどで正規品を買うのがおすすめです。
Orijen(オリジン) キャット&キトゥン 340g [国内正規品]
リニューアルしたオリジン「キャット&キトゥン」はディハイドレートで他のキャットフードと差別化。
猫の食いつきはばっちり。我が家はよもぎもあずきも美味しく食べてくれましたよ。
おつきあいありがとうございました。
オリジンの特徴ディハイドレートについてはこちら↓