こんにちは!獣医師のニャン太です!
アカナ(ACANA)のワイルド・プレイリー(Wild Prairie)を我が家のニャンコよもぎのために購入しました。
アカナシリーズは、以前患者さんに教えてもらいよもぎにとても好評だったオリジンシリーズと同じ、チャンピオン・ペットフーズ社が作るキャットフードです。
オリジン(Orijin)のキャット&キトゥン(cat & kitten)はよもぎの食いつきがとても良く、しかも原材料もこだわって作られていることがわかりました。
評判の【オリジン】キャット&キトゥン。我が家の猫に食べてもらった感想|納得できるキャットフードを求めて
ネットでいろいろ調べてみるとアカナシリーズもオリジンシリーズ同様、評判がとても良いキャットフードでした。
食べムラの多いよもぎにはオリジン同様良いのではと思い購入してみました。
……
結果…
……
……
ダメでした!!
最初から食いつきが悪く、しぶしぶ食べるも3割くらい残してしまいました。
うーん、よもぎには合わなかったのかな。。
オリジンはとても食いつき良かったんですけどねぇ。。
猫に安心して与えられるフードとして、オリジンはおすすめです。
とても高評価ですが、オリジンは値段が高いのが難点ですね…
で、なぜか公式で買うと特に高いです笑
Amazonなどで正規品を買うのがおすすめです。
Orijen(オリジン) キャット&キトゥン 340g [国内正規品]
さて、アカナの考察に移ろうと思います。
アカナもフードとしてはとても良いと思ったんですけどね。
よもぎは持病に猫喘息、慢性膵炎、糖尿病(寛解中)があります。
目次
アカナキャットフード
アカナはオリジン同様、近年猫の食の安全への関心が高まる中、こだわりの原材料・製法で作られたキャットフードです。
特に欧米を中心に注目される、穀物不使用(グレインフリー)が特徴です。
私はグレインは完全にフリーでなくても良いと思いますが、ないにこしたことはありません。
完全肉食動物の猫にとって穀物の消化は得意ではありませんからね。
アカナ「ワイルド・プレイリー」の特徴、原材料は?
肉、魚の配合からみるアカナ「ワイルド・プレイリー」の特徴
アカナ「ワイルド・プレイリー」、パッケージの裏面はこんな感じです。
なんといってもインパクトがあるのは左上の漁師の写真。
巨大な魚を抱えていますね!!
そう、アカナ「ワイルド・プレイリー」は魚が特徴の一つです。
動物性原材料のうち、約1/4がニシンやトラウト(淡水のマス)、ウォールアイ(アメリカなどでよく食べられる淡水のスズキの仲間)です。
さっぱりとした白身魚を使っています。
野菜の配合量もアップ
もうひとつの特徴は野菜の配合量です。
アカナ「ワイルド・プレイリー」は動物性原材料が全体の約75%。
一方、オリジン「キャット&キトゥン」は動物性原材料が全体の約90%。
その分、アカナは野菜が多く使われています。猫が苦手な穀物やジャガイモではなく、豆やかぼちゃ、フルーツなどが使用されています。
その分少し値段が抑えられています。
アカナ「ワイルドプレーリー」を開封
実際開封してみました。
どれどれ…クンクン
……
プイッ!
あれ?
これじゃない感が半端ないですが…
プイッ!
あ、やっぱり…
よもぎ
たしかに、私たちがにおいをかいでもオリジンを開封した時のような「肉々しい肉の香り」はありませんでした。
よもぎはとにかくチキンが好きなので、ちょっと香りが物足りないのかもしれません。
うーん、なんだかもうすでに結果は見えていますが、次行ってみましょう!
アカナ「ワイルドプレーリー」を実食!
食器に盛りつけ、よもぎに食べてもらいました!
カリ……
カリ…
プイッ!
あ、やめた。
カリ……
カリ…
プイッ!
あ、行っちゃった。。
1/3くらいは残しました。
結果。アカナ「ワイルド・プレイリー」は好みが分かれる
はい、お分りいただけたと思いますが。
我が家のよもぎくん、アカナは端っから食べる意欲がありませんでした。
しかも、この次の日から、いっさい口を付けなくなりました。
原因として、
- 日本の猫の食べなれない白身魚が多く使われている
- 野菜が苦手な猫もいる
ということがあげられると思います。
ちなみに、
あずきは、アカナ「ワイルド・プレイリー」を美味しく食べてくれました。
あずき
悪く無かったにゃー
まぁまぁだにゃー
どれでしょう…
あずきは食欲オバケだから何でもよく食べる!
こんな猫にはおすすめ!
魚派の猫。中でも白身がイケる猫
日本のニャンコさんたちは魚が好きな子が多いような気がします。
しかし、日本の猫が好む魚は、マグロ、カツオ、サンマ、サバなど赤身の魚が多い傾向にあります。
魚派の中でも、白身魚がイケるニャンコさんは、アカナ「ワイルド・プレイリー」を美味しく食べられると思います。
肉々しい味が苦手な猫
いかにも「肉」という肉々しい味を嫌うニャンコさんも中にはいます。
特に一般的なキャットフードになれていて、肉らしい味を好まないニャンコさんは、アカナ「ワイルド・プレイリー」を美味しく食べられると思います。
白身魚や野菜が多い分、少しマイルドな味になっていると思います。
実際口コミでも、「オリジンは食べないがアカナは食べる」という声があるくらいです。
素材にこだわりたいのに高タンパクになるとお腹がゆるくなる猫
ニャン太の経験上、よくあります。
人でもそうですが、食事中のタンパク質が多くなるとお腹がゆるくなってしまうことがあります。
これは体質の問題です。
オリジンのようにな高タンパクなフードでお腹がゆるくなってしまう猫は、いくら動物性原材料にこだわりたくても難しいです。
アカナのタンパク質量は37%。
一方オリジンは40%以上。
オリジンで、軟便が治らない猫にアカナを試してもらったところ、すっきり良くなってしまうケースをしばしば経験します。
この数%の差が、特定の猫の腸内環境に影響してしまうんですね。
そういう意味で、アカナは「オリジンほど高タンパクでないが、素材にとことんこだわったキャットフード」と言えるでしょう。
ACANA(アカナ) ワイルド・プレイリー 340g [国内正規品]
まとめ|よもぎが食べなかった理由は?
アカナ「ワイルド・プレイリー」もこだわって作られたキャットフードです。
でも、我が家のニャンコよもぎの口には合いませんでした。
アカナの特徴を考えると、
- 白身魚の風味が合わなかった
- チキンが好きな猫には向かない
ということが言えます。
そんなよもぎみたいな肉派のニャンコさんたちには、オリジンシリーズの方が合っているでしょう。
猫に安心して与えられるフードとして、オリジンはおすすめです。
とても高評価ですが、オリジンは値段が高いのが難点ですね…
で、なぜか公式で買うと特に高いです笑
Amazonなどで正規品を買うのがおすすめです。
Orijen(オリジン) キャット&キトゥン 340g [国内正規品]
おつきあいありがとうございました。