こんにちは!ニャン太です!
私の妻は妊娠12週で妊娠糖尿病と診断されました。
妊娠糖尿病の治療の基本は食事法ですが、食事を管理して聞くことは非常にストレスがかかりますよね。
私たち夫婦は食べることが趣味みたいなもので、妊娠糖尿病と言われてしばらくは本当に食事の管理がストレスでした。
そこで、今回は妊娠糖尿病の食事法に取り入れることで、血糖値のコントロールを助けてくれる「飲み物」を紹介していきたいと思います。
紹介する飲み物は「これさえ飲んでれば大丈夫!」という魔法のようなものではありません。
また、妊娠糖尿病の食事法の基本はバランスですので、特定の食品の過剰摂取や食事制限にならないようご注意ください。
無理なく、楽しく!それが妊娠糖尿病でも幸せなマタニティライフを送るための、私たち夫婦のモットーです。
では見ていきましょう。
目次
食事のストレスに飲み物を取り入れる発想
妊娠糖尿病と診断されて以来、生活のストレスが増えていませんか?
- 食べたいものが食べられない
- 食事を楽しめない
- 血糖値測定がこわい
妊娠糖尿病のコントロールの基本は食事法です。
でも、この食事法がストレスになりますよね。
糖尿病で食事法と書かれると「食事制限」をイメージされるかもしれませんが、妊娠糖尿病の食事法のほとんどは食事制限ではありません。
むしろ、エネルギーである炭水化物をしっかり食べなさいと言われます。
でも、当然病院で指導される量を「普通に」食べると、2時間後の血糖値が上がっています。
妊婦さん
で、ここで重要になるのが、
- 食べる順番
- 食べ方
- 分割食
そして今回のテーマ
- 飲み物
なんです。
気軽に取り入れられる飲み物で、楽しみながらストレスを軽減できたら良いと思いませんか?
ということで、血糖値のコントロールを助けてくれる「飲み物」を考えてみようと思います。
妊娠糖尿病の食事法に取り入れる「飲み物」の条件
最近では「糖の吸収をおさえる〇〇」といった売り文句をテレビのCMでもよく見かけるようになりました。
日常的に血糖値を気にする場合には、何でもとりあえ試してみることができます。
しかし、妊娠中の女性の場合、おなかの赤ちゃんのことを考えると食事や飲み物の内容が気になるのではないでしょうか。
また、食事法に取り入れる飲み物となると、妊婦さんが毎日のように口にすることになりますので、いくつか条件が絞られてきます。
見ていきましょう。
ノンカフェイン、カフェインレスのもの
カフェインはおなかの赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。
妊婦さんがカフェインを多く摂取してしまうと流産や死産、早産のリスクが高まることがわかっています。
妊娠中のカフェイン摂取量は、WHOの基準では1日コーヒー3杯程度、国によっては1日コーヒー1杯程度が上限とされています。
日本には上限はありませんので、特別指導はされませんが、自主的に気をつけていただく必要があります。
毎日安心して飲むためにはノンカフェインやカフェインレスの飲み物が条件になりますね。
子宮収縮作用がないもの
子宮収縮作用のあるハーブなどの成分を日常的に接種すると、おなかが張ってしまう可能性があります。
特に妊娠初期は流産のリスクも伴うので、これは注意が必要ですね。
私の妻は妊娠初期で、つわりの真っただ中に妊娠糖尿病と診断されましたからね。
子宮収縮作用のない、毎日飲んでも安心な飲み物が条件になりますね。
飲み物自体のカロリー、糖質を気にしなくて良いもの
妊娠糖尿病のコントロールなので、当然飲み物自体のカロリーや糖質が気になってしまいますよね。
飲み物でカロリーを摂取してしまうと、血糖値が上がりやすくなってしまいます。
カロリーゼロやほとんどカロリーのない飲み物が条件になってきます。
味の邪魔をせず食事に合うもの
ただの水分補給ではなく「食事に取り入れる」ということで、食事に合う飲み物が条件になりますよね!
ニャン太
血糖値の上昇を緩やかにしてくれるもの
はい、これは大前提ですが、妊娠糖尿病の血糖値のコントロールを目的としているので、血糖値の上昇を抑え、緩やかにしてくれる飲み物が条件になります。
これには大きく分けると2つの内容が含まれます。
- 糖の吸収をゆっくりにして、血糖値が上がりにくくしてくれる
- 体の代謝を高めて、血糖値が下がりやすくしてくれる
一見似ていますが、意味合いは結構変わってきます。
ここで、注意が必要なのは
糖の吸収を妨げてはいけない
ということです。
えっ?妻が妊娠糖尿病?何それヤバイの?俺はどうしたら良いの?というパパへという記事で書きましたが、ママは赤ちゃんのために血糖値を使わないようにしているので妊娠糖尿病が起こります。
飲み物で糖の吸収を妨げてしまっては、せっかくの母体力とママの努力が台無しです。
おすすめの飲み物を厳選!
- 韃靼そば茶
- トマトジュース
- タンポポコーヒー
- ゴボウ茶
- マイタケ茶
- 桑の葉茶
韃靼そば茶
「韃靼(だったん)そば」というのはモンゴルなどの高山地域を原産にするそばの仲間です。そばの中でも「ルチン」というポリフェノール(ビタミンPとも呼ばれる)が多く含まれているのが特徴です。
このルチンが膵臓(すいぞう)のはたらきを高め、インスリンの分泌を促すことで血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があります。
これは血糖値が下がりやすくしてくれる効果ですね。
さらに韃靼そばはノンカフェインでタンニンも含みませんし、ノンカロリーなので血糖値の気になる妊婦さんにはぴったりですね。
私も妻と飲んでいますが、なかなか美味しいです。そばの香ばしい風味がそのまま生きたお茶です。食事にも合います。
出がらしのそばの実をサラダにふりかけても、アクセントになって美味しいですよ!
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トマトジュース
2000年代に入り、トマトと血糖値の関係を示す研究が盛んにされています。
その多くがトマトは血糖値の上昇を緩やかにしてくれると結論付けています。
トマトに含まれるクエン酸が、食事中の糖の吸収をゆっくりにしてくれるんです。
これは血糖値が上がりにくくする効果ですね。
さらに、トマトに含まれるリコピンが膵臓(すいぞう)のはたらきを高め、インスリンの分泌を促すことで血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果もあります。
これは血糖値が下がりやすくする効果ですね。特に朝食に取り入れると効果的なんだそうです。
毎日安心して飲むために、食塩を含まない無添加のトマトジュースがおすすめです。
糖度の高いトマトは体質によっては血糖値を上げてしまうこともあるので、野菜感の強いカゴメのストレートトマトジュースなんかが良いでしょう。
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たんぽぽコーヒー
ノンカフェインで妊活中や妊娠初期から愛飲されるたんぽぽコーヒーです。
たんぽぽの根を焙煎したもので、コーヒーのような、濃いほうじ茶のような香ばしい香りが特徴です。
タンポポコーヒーに多く含まれるポリフェノールにクロロゲン酸があります。
クロロゲン酸はコーヒーにも含まれ、近年では「トクホ」として「脂肪を消費しやすくする」という表示が可能になっています。
たんぽぽコーヒーのクロロゲン酸は抗酸化作用が強く、健康効果が高いことがわかっています。
さらに、クロロゲン酸はインスリンのはたらきを高め、血糖値の上昇を緩やかにする効果が注目されているんです。
これは血糖値が下がりやすくする効果ですね。
朝食でコーヒーの代わりに飲むのがおすすめです。
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ゴボウ茶
ゴボウ茶は野菜のゴボウを乾燥させてお茶にしたものです。
ゴボウといえば食物繊維ですよね。お茶にすることで、食物繊維のうちの水に溶けやすい水溶性食物繊維を効率よく摂取できます。
水溶性食物繊維には糖の吸収をゆっくりにするはたらきがあります。
これは血糖値が上がりにくくする効果ですね。
またゴボウに含まれるポリフェノールには高い抗酸化作用が注目されているサポニンがあります。
サポニンは膵臓に蓄積した「疲れ」を解消し、インスリンの分泌を促す効果が期待されています。
これは血糖値が下がりやすくする効果ですね。
またゴボウ茶にはむくみ予防や便秘解消効果もあるので、妊婦さんに嬉しい効果がそろっています。
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マイタケ茶
キノコの成分と健康効果について、近年様々な新しい研究結果がほうこくされていますが、マイタケのMX-フラクションもそのひとつです。
MX-フラクションは最近テレビでもよく取り上げられるので、聞いたことがある方も多いかと思います。
2018年8月11日放送のジョブチューン「大好評!『名医が認めた!病気や体の不調を予防改善してくれる最強の食べ物SP』」では、糖尿病専門医の泰江慎太郎氏がマイタケのMX-フラクションを紹介していました。
MX-フラクションはインスリンのはたらきを高め、血糖値の上昇を緩やかにするはたらきがあります。
これは血糖値が下がりやすくする効果ですね。
マイタケは1日およそ50g(手のひら一杯分くらい)の摂取が基準となっています。
MX-フラクションは水に溶けやすいので、お茶の中にもしっかりと出てくれます。
マイタケは乾燥したり加熱することで、旨味成分が活性化するので美味しく飲むことができます。スープ感覚で食事にも合います。
特に朝食の前に飲むことで、その日の血糖値の急上昇を抑えてくれるようです。優れもの!
また、マイタケ自体にも食物繊維やアミノ酸が豊富に含まれているので、出がらしをサラダなどに加えても美味しくいただけます。
低カロリーで妊娠糖尿病の妊婦さんの味方ですね!
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桑の葉茶
桑の葉の健康効果が近年になって脚光を浴びているのをご存知ですか!?
今ではあまりなじみがなくなってしまった桑ですが、日本で古くから栽培されて利用されてきました。
桑の葉の部分を乾燥させて煎じるのが、文字通り桑の葉茶です。
実は桑の葉には妊婦さんにありがたい栄養成分が豊富に含まれているんです!
鉄分は小松菜の15倍!
カリウムはキウイの10倍!
カルシウムは牛乳の20倍!
食物繊維はケールの10倍!
しかもノンカフェイン・ノンタンニン!
これだけでも十分にすごい桑の葉ですが、さらに妊娠糖尿病の妊婦さんにありがたい成分が含まれています。
それがDNJ(1-デオキシノジリマイシン)です。
このDNJは消化管での糖質の分解吸収を遅らせて血糖値の上昇を緩やかにしてくれるはたらきがあることが分かりました。
これは血糖値が上がりにくくする効果ですね。
さらに血圧を安定化させ、便秘解消効果もあるそうです!頼もしい!
気になる味は「濃い目の緑茶」といった感じで飲みやすいです。食事にも合います。
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【PR】桑の葉茶の効果を更に効率よく摂取
おすすめで紹介した桑の葉茶ですが、更に効果的な飲み方があります。
それは・・・
青汁なんです。
青汁と聞くと「えっ?」って思われるかもしれませんが、粉末にした桑の葉を溶かして丸ごと飲んでしまう方法です。
意外にも桑の葉の味はクセがなくお茶に近いので、青汁といっても抹茶のような飲み味なんです。
食事前にお茶代わりに飲むことで桑の葉の健康効果を余すことなく得られます。
何より煎じるお茶では得られない「食物繊維」もしっかり摂取できます。
ここで紹介する「ゆるやか習慣」は「こころからだ安心ラボ株式会社」が妊婦さんのために開発した商品です。
牛乳や豆乳に混ぜたり、ヨーグルトに入れても美味しいです。
まとめ|体質に合った飲み物で少しでも食事法を楽しく!
妊娠糖尿病の血糖値コントロールには体質や体調が大きく影響します。
睡眠時間が短かったり、ストレスを感じたり、つわりで食事が食べられなかったり、そんな理由で簡単に血糖値が上がります。
無理なく・楽しく、体調に合わせていろいろと試してみてください。
今回は、妊娠糖尿病の食事法のストレスを少しでも軽減するための「飲み物」の紹介でした。
おつきあいありがとうございました。
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